ごあいさつ

院長 西本 泰浩

この度、三好丘緑(旧あざぶ町山田)にてあざぶの丘クリニックを開院させていただくこととなりました。私は10歳のときにバットが右眼にあたり眼窩壁骨折で2回全身麻酔の手術を受けました。手術前の麻酔科診察で心雑音を指摘され、精密検査の結果先天性の心房中隔欠損症と判明し、カテーテル検査後に根治手術も受けました。手術時の輸血で肝炎になってしまい4か月間入院したのですが、この入院中に接した医療関係者は皆優しく頼りになり、憧れの的になりました。おかげでケガも病気も完治し、一生懸命勉強して医師になり、総合内科、循環器、救急科の専門医として多くの患者様を診療し、自己研鑽させていただきました。総合内科のパイオニアとして勤務してきた豊田厚生病院では後進も育ち、医師になって30年、あの時手術していなければもう生きていないかもしれない今、これまでの経験を活かし残りの人生を地域の皆様の「主治医」として医療を提供することが自分を救ってくれた皆様への恩返しにもなると思い、開業を決断いたしました。
名古屋大学で学んだ「総合プロブレム方式」という診療方式を用いて「あなたの主治医として、しっかり聴いて、診て、考えます」がコンセプトのクリニックを創ります。気になる症状があるときや健康診断で異常を指摘されたときなど気軽に受診いただきたいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

あざぶの丘クリニック
院長 西本 泰浩

略歴

1988年
群馬県立前橋高等学校卒業
名古屋大学医学部入学
1994年
同卒業
加茂病院(現豊田厚生病院)研修医
1996年
同循環器内科
1998年
刈谷総合病院(現刈谷豊田総合病院)循環器内科
2000年
名古屋大学大学院医学系研究科分子総合医学専攻入学
2003年
同卒業
2004年
東名古屋病院循環器内科
2006年
在宅療養支援診療所分院長
2007年
加茂病院(現豊田厚生病院)総合内科部長
2008年
豊田厚生病院総合内科代表部長
2023年
同総合内科代表部長兼救命救急副センター長

資格(取得順)

筆頭論文

  1. Nishimoto Y. Hoshino H, Sato S. et.al. Extrahepatic portosystemic venous shunt without portal hypertension. Intern Med. 1997;36(12):886-9
  2. Nishimoto Y, Miyazaki Y, Toki Y, et.al. Enhanced secretion of insulin plays a role in the development of atherosclerosis and restenosis of coronary arteries: elective percutaneous transluminal coronary angioplasty in patients with effort angina. J Am Coll Cardiol. 1998;32(6):1624-9
  3. Nishimoto Y, Tomida T, Matsui H, et.al. Decrease in renal medullary endothelial nitric oxide synthase of fructose-fed, salt-sensitive hypertensive rats. Hypertension. 2002;40(2):190-4
  4. 西本泰浩、畑田剛、小林修一. 意識障害患者に感染があるかどうかを推測するための、年齢、心拍数、呼吸数、収縮期血圧を用いた新しい指標「HAR/S」の提唱. 日本農村医学会雑誌. 2019;68(4):450-9
    (令和3年度日本農村医学会研究奨励賞受賞)

2015年以降の筆頭学会発表

  1. 西本 泰浩、安藤 望、加藤 誓子、他. ERでの死亡時画像診断(Ai)の普及と死因の変遷. 第112回日本内科学会総会講演会. 2015年4月12日(京都)
  2. 西本 泰浩、安藤 望、加藤 誓子、他. 意識障害患者のバイタルサインによる感染、脳梗塞の弁別. 第113回日本内科学会総会講演会. 2016年4月17日(東京)
  3. 西本 泰浩、都築 通孝、畑田 剛、他. ERでのAutopsy Imaging (AI)のアウトカムの検討. 第44回日本救急医学会総会学術集会. 2016年11月17日(東京)
  4. 西本 泰浩、安藤 望、加藤 誓子、他. 成人窒息CPA蘇生後患者は内科が診るべきか? 第114回日本内科学会総会講演会. 2017年4月15日(東京)
  5. 西本 泰浩、加藤 誓子、渡口 賢隆. 痙攣で救急搬送され心原性と判断された症例の検討. 第115回日本内科学会総会講演会. 2018年4月13日(京都)
  6. 西本 泰浩、都築 通孝、畑田 剛、他. 10年間の救急搬送症例の年齢と主訴・主要症候の推移. 第46回日本救急医学会総会学術集会. 2018年11月19日(横浜)
  7. 西本 泰浩、加藤 誓子、渡口 賢隆. 高齢化社会における救急担当内科医の負担増について. 第116回日本内科学会総会講演会. 2019年4月27日(東京)
  8. 西本 泰浩、畑田 剛、小林 修一. 救急搬送された成人アナフィラキシー患者の入院基準について. 第48回日本救急医学会総会学術集会. 2020年11月18日~20日(岐阜)
  9. 西本 泰浩,加藤 誓子,渡口 賢隆. 発熱、高CRP血症を主要症候に総合内科入院となった患者の検討. 118回日本内科学会総会講演会. 2021年4月10日(東京)
  10. 西本 泰浩、伊藤 貴康、畑田 剛、他.  COVID-19の影響で減少した救急搬送症例の内訳について. 第49回日本救急医学会総会学術集会. 2021年11月21日(東京)
  11. 西本 泰浩,加藤 誓子,渡口 賢隆. 食欲不振を主訴に総合内科入院となった患者の検討. 第119回日本内科学会総会講演会. 2022年4月17日(京都)
  12. 西本 泰浩. 一過性意識消失で救急搬送された患者の危険なサインを見落とさないためのマニュアル作成. 第50回日本救急医学会総会学術集会. 2022年10月19日~21日(東京)
  13. 西本 泰浩. 一過性意識消失で救急搬送された患者の原因検索の現状. 第120回日本内科学会総会講演会. 2023年4月15日(東京)
  14. 西本 泰浩、吉田 健一郎、竹村 元太、他. めまいを主訴に救急搬送された症例の検討. 第51回日本救急医学会総会学術集会. 2023年11月29日(東京)
  15. 西本 泰浩 渡口 賢隆、加藤 誓子、他. 誤嚥性肺炎で入院した救急搬送患者の在院日数に影響する因子について. 第121回日本内科学会総会講演会. 2024年4月13日(東京)
  16. 西本 泰浩、竹村 元太、中島 成隆. 自院の救急搬送データを利用した症候別ERマニュアル作成. 第52回日本救急医学会総会学術集会. 2024年10月15日(仙台)