総合内科について

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2007年に加茂病院(現豊田厚生病院)にて西三河北部医療圏の総合病院で初めて総合内科を創り、発熱や食欲不振などの症状があるものの簡単に原因が特定できない病気や専門科の狭間にある病気に向き合ってきました。クリニックでも発熱や食欲不振、全身倦怠感、痛み、むくみなどあらゆる症状に対応します。総合内科医として多くの疾患を診てきた経験を活かしあなたの「主治医」を務めたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。

主治医と総合プロブレム方式について 問診表の入力が面倒だなと思う方へ

主治医と総合プロブレム方式について

患者様の病気の治療に対して主たる責任を持つ医師が「主治医」です。「主治医」が治療に責任を持つためには現在の病気だけでなく、過去の病歴や服用中のすべての薬剤、アレルギー、生活習慣、栄養、心理、家族、仕事などを把握して、患者様を十分に理解する必要があります。「主治医」は自ら診断や治療の手段を持っている場合は行いますが、持っていない場合は各科専門医に紹介して委ねます。そして委ねた責任を主治医が負います。患者様が複数の病気を持っている場合は「主治医」はすべての病気を把握します。私は「主治医」として患者様の持っているすべての病気を診療するために名古屋大学医学部在学中に学んだ「総合プロブレム方式」という診療方式を1994年に医師になって以降実践しています。クリニックでは「主治医」は厚生労働省のいう「かかりつけ医」の役割も兼ねますので気軽に受診してください。患者様には眼科や歯科など各科にかかりつけ医がいると思いますが、全体をまとめて理解し助言する主治医を是非一人見つけていただきたいと思います。介護保険の意見書は「かかりつけ医意見書」ではなく「主治医意見書」です。
当院では患者様一人一人を理解するために初診時に詳細な問診をいたします。あらかじめWEB問診にてご入力いただけると非常に有難いです。是非ご協力ください。

総合プロブレム方式については内科学研鑽会のHPもご参照ください。

問診表の入力が面倒だなと思う方へ

問診表には今困っている症状と一見無関係の項目がありますが、これらは診断や治療方針の決定に役立つことが多いので是非ご記入ください。例えば糖尿病治療薬の選択に際し、過去にお腹の手術をした方や胆石がある方は薬の種類によっては腸閉塞や胆管炎を起こしやすくなるので注意します。急な足のしびれの原因で多いのは脊椎疾患ですが、高血圧があれば脳梗塞、喘息があれば血管炎など緊急を要する疾患も考える必要があります。血縁者の病気を聞くのは遺伝性の病気を見落とさないようにするため、職業や趣味を聞くのは化学物質や土壌への曝露や長時間過ごす姿勢などから病気を判断するためです。お酒やたばこ、アレルギー、服用中の薬やサプリなども診断や治療の役に立ちます。困った症状の原因が薬の副作用だったなんてことはよくあります。WEB問診では通常の詳しい問診だけではなく、発熱外来用の簡易版や健診用などもございますので適宜ご選択ください。WEB問診が苦手な方は受付に紙の問診表も準備してございます。スタッフが診察前に問診内容についてお伺いする場合もございますのでご協力ください。